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西日本新聞1991年1月29日
アジアの子らに奨学資金を:教育里親活動展示会
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----- 以下掲載記事全文
≪アジアの子らに奨学資金を≫
−”教育里親”の活動紹介写真展−
「ありがとう。私たちは学校へ行けます、勉強を続けられます」
能力がありながら、貧しくて教育を受けることができないアジア
の子どもたちに、奨学資金を送るという”教育里親”の活動を
紹介する写真展が、久留米市日吉町のNTTコスモギャラリー
で開かれている。2月1日まで。
この教育里親制度は、
貧しくて教育を受けられないアジアの子どもたちと、
資金援助や文通などを介して
教育里親−教育里子の関係を結ぼうという運動。
草の根レベルでの国際交流を目指すボランティア団体・C.P.I
教育文化交流推進委員会(本部東京、会員2500人)に参加
した里親たちが、現在スリランカとインドネシアの子どもたち
約2650人の資金援助を実施している。
写真展は、同委員会北部九州地区《代表世話人=荒木健七・
筑紫女学院高校主事・会員123人》が、アジアとの交流に
向ける福岡の意気込みを示し、教育里親制度への理解を訴え
ようと開催したもので、この制度のおかげで学校へ通えるように
なり、瞳を輝かせる子供たちや、現地を訪れた里親と子供たち
との交流の様子などを紹介するパネル写真約60枚が展示され
ている。
会場には、同委員会を主催している東京都の映像ディレクター
小西菊文さん《42歳》も駆けつけ、訪れた主婦らの熱心な質問
に答えていた。
小西さんは、『恵んであげると言う意識ではなく、子どもたちとの
心のつながりを持ってはじめて真の国際交流になると思います、
活動は13年目に入りますが、里子になった子どもたちは、
日本語を学んで文通するなど、本当に日本を好きになってくれ
ます』と話している。